海外旅行に行ったことがある人ならば、誰でも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
「もっと英語を勉強しておけばよかったー!」と。
英語に自信がないと、行動範囲も限られてしまうものね。
もし英語を話すことができれば、旅行先でも現地の人とのコミュニケーションが図れます。
そして英語が苦手だという不安やストレスを感じず、旅行を目一杯楽しむことができるのです。
英語を話すことができないまた旅行に行って、「英語を話せていればもっと楽しめた」感じる場面は多々あったはずです。
例えばこんなシーンです。
・飲食店のお店の人と沢山コミュニケーションを取ってオススメを聞きたかった
・話しかけてきてくれたお店の人と会話をしながらショッピングを楽しみたかった
・ホテルのフロントで「最高な滞在でした」と感謝を伝えたかった
次の旅行までは、必ず基本的な英会話はマスターしようと気持ちを新たにする方も多いでしょう。
しかし、何から手をつけていいのかわからず、行動に移せないことも多いですよね。
海外旅行で訪れる観光地は日本人の観光客が増えているため、ただ観光して見るだけであれば英語が得意でなくても困りません。
しかし、現地の方とコミュニケーションを取り、自分の気持ちや要望を口に出せたら、海外旅行はもっと楽しく充実したものになります。
旅を素敵で忘れられない体験にするために、ここでは英語を勉強するに当たってのコツをご紹介していきます。
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英語の4つの構成要素
英語の構成は大きく4つに分類することができます。
それは、
・リーディング(reading)
・ライティング(writing)
・リスニング(listening)
・スピーキング(speaking)
以上の 4つです。
では1つずつ解説していきましょう。
リーディング(reading)
こちらは『読む』力のことです。
英語の授業で経験する、長文問題。
黙々と机に向かって解いていくイメージですね。
海外旅行のシーンでいえば、お店のメニューを理解する、看板の内容を理解する、などで利用します。
母子旅行して、子どもに英語教えといてよかったと思った。
なぜならラクだから!
標識もメニューも自分で読めるし、わからないことあったら自分でお店の人に訊けるし、ホテル内のちょっとしたおつかいもできる。
すごく助かるし、親が ラ ク!←大事なことなので二回言いました。
— Ranak (@Ranaky0309089) April 7, 2019
ライティング(writing)
こちらは『書く』能力です。
英語のテストでいうと、『この日本語を英語に直せ』といった問題で必要となる能力ですね。
あまり旅行では必要としないかもしれません。
リスニング(listening)
こちらは『聞く』能力です。
多くの日本人が苦手とする分野です。
理由は、生きた英語を耳にする機会が少ないことと、カタカナ英語に耳が慣れてしまっているからです。
自分が理解している単語が実際聞いてみると違ったように聞こえてしまうため、意味を理解するまで時間が掛かったりします。
英会話を成り立たせるには、まず相手が何を言いたいのか理解することが必須です。
この『リスニング』は英会話においてとても重要なポイントになります。
『海外に行って感じたこと』
スピーキング力よりもリスニング力の方が大事ってこと☝️
会話する時に文章を作ることができても聞き取れなかったら意味がない
反対に聞き取ることができれば話せなくても旅行くらいならジェスチャーでなんとかなることが多い
リスニングの苦手な僕は苦労した
— Hiro毎日英語の人 (@Hiro_backpack) January 31, 2019
【リスニング力】
先月Jamesの両親と旅行に行ったやん、その時に思った事があったよ。ガチのネイティブ(複数)とのコミュニケーションは、スピーキングよりリスニングが大事やなって。(語彙力は別格として)
何言ってるかが分からなかったら全く会話にすら参加できない。
— Kazusa from 英会話リアライズ (@RealizeEnglish) March 7, 2018
スピーキング(speaking)
こちらは『話す』能力です。
最も日本人が苦手とする分野になります。
英語の授業で『話す』ことを練習する機会がほぼ無いからです。
しかし、会話中には自分の言い分を伝えなければいけません。
海外旅行を楽しむためにはこの『スピーキング』の要素がとても大切です。
旅行でわかったのは、リスニングは何とかなるものの発言となるとやはり難しいってところだなぁ。使わないから余計に英語が出てこなくなるwww
— チレット@ただいま充電中 (@Chirett) May 11, 2017
海外旅行で英会話を楽しむためには『リスニング』、『スピーキング』能力に重点を置く必要があります。
ここからは、勉強の進め方についてお話します。
英会話を勉強するコツ
手当たり次第に勉強しようとすると、重要なところに行き着くまでに挫折してしまいます。
英会話を楽しむには、教科書通り進める必要はありません。
重点だけを身につけていけば、充分に海外旅行は楽しめますよ。
では、ポイントを絞って紹介します。
語彙力を身につける
美月の友人は単語だけひたすら覚え続けて、英語のテストで驚異的な点数を取り続けました。
そしたら英語の長文で、わからないものはなかったらしいの。
彼女、単語を声に出して覚えたから、リスニングも得意だったわよ。
この勉強法は、英会話においても有効です。
英語の会話はすべて英単語で成り立っています。
会話を聞き取る際には単語の意味同士を繋ぎ合わせると、相手の言うことを理解することができます。
自分から何か伝えたい場合も、キーワードとなる単語をしっかり伝えると相手が意味を汲み取ってくれます。
そもそも単語を知らないと何を言っているのか理解することができず、会話もなにも成り立ちません。
英語を話したいなら、まずは語彙力を上げていくといいでしょう。
様々な説はありますが、一般英会話に出てくる単語数は約2000~3000語です。
「こんなに覚えられない!」
数だけ見れば、皆さんそう思うかもしれません。
しかし英語というものは、思っている以上に身近です。
実は知っている英語をかき集めていけば800~1000語に登る人が殆どなのです。
そういえば友達も、幼稚園に通う姪っ子ちゃんがそうだったって言ってたかも。
【美月の友人】
特に教えた覚えはないんだけど、姪っ子がいつの間にか、「苺はストロベリー」、「りんごはアップル」って喋ってたんだよね。>
これは普段の生活の中に英語が溢れていることを表しています。
『道具=ツール』『会議=ミーティング』など、もともと日本語でいいところを英語化する傾向もあります。
このような傾向から、英語は昔よりずっと身近で、親しみやすくなっているのです。
海外で会話をすると、何処かで聞いたことがあるような気がする単語が多くでてきます。
それが理解できれば、英会話の理解力はぐっと上がります。
会話の中で出てくる聞いたことがあるような言葉をカバーするためには、旅行のガイドブックに載っている知っておくと便利なワードを覚えたり、携帯アプリですき間時間を活用して耳を慣れさせたりすることが効果的です。
リスニングに慣れていくこと
単語を覚えたとしても聞こえ方が違って聞こえることがあります。
例えば身近な例で言うと、「アップル」が「アッポー」と聞こえる、「コーヒー」が「カゥフィ」等があります。
認識している単語と聞こえてくる単語を一致させられないと、正しく会話内容を理解することができません。
英語に耳を慣れさせておく、ということは、いざ英語を活用しようとしたときのために必要なことなのです。
ではどのようにして、耳を慣れさせていくのがいいのでしょうか。
字幕の映画を観るようにする、英語の歌詞の歌を聞く、学習用のリスニングを聞く、色々な方法があります。
大輔の知人はこんな方法を実行していました。
好きな歌手の歌の中にたまたま英語の歌詞があって、和訳見ながら聞くうちに、単語と意味が一致するようになってきたんだって。
大輔の知人は、そこからはなんかいいな、素敵だなと思う曲に巡り合うとそんな行動を取るようになり、今では洋楽がとても好きになったそうです。
英語に対しての苦手意識も減り、海外旅行で会話する際も、聞いたことがある単語で前より内容が理解できるようになったといいます。
最近では英会話アプリの普及もあり、隙間時間を活用しやすくなっています。
通勤時間やお昼休みなどに聞くだけでもずいぶん違うようです。
まとめ
海外旅行を楽しむための勉強は学生時代のような勉強法では非効率です。
学生時代の勉強は文法や長文読解などに偏っていることが多く、実用的な英語はほとんど身につけられないからです。
積極的に実践すべきなのは以下の内容です。
・単語を覚える
・英語に耳を慣れさせる
・発音してみる
難しく考えることはありません。
世の中には身近にたくさん『英語』は溢れていて、知らず知らずに英語と触れ合っているのです。
英語を聞く時は無意識に聞き流すのではなく、好きな洋楽の意味を考えながら聞いてみたり、駅で流れる英語のアナウンスに耳を傾けてみたりしましょう。
海外で役立つ英会話はたくさんあります。
今度海外旅行の予定がある方は、意識して少しずつ英語に慣れていくと良いかもしれませんね。